通貨投資の基礎EXCHANGE TRADING

通貨投資とはわかりやすくいうと、とある通貨に両替していく事で利益を出そうと言うものになります。例えば、日本円1万円分をアメリカドルに両替したとします。その後、1ドルあたりのレートが100円から101円になり1円上がったとします。そうすると、これで100円のプラスになるという考え方です。

つまり、自分が持っている通貨の価値が上がると利益が出る取引になっています。そして、その通貨の価値は上がるか下がるかと言う2通りしか有りません。「これから上がりそうだ」と思う通貨へと両替し、その通貨の価値が実際に上がれば利益が出ます。 通貨投資はそういった意味で「資産運用」だと考えていただければと思います。

価格の変動は需要と供給のバランスによって、変動が起こります。需要が急激に高まって供給が追い付かなければ、価格が上昇します。逆に、何らかの理由で需要が急減すれば、価格が下落するのです。もう少しわかりやすく解説をすると、買い手が多ければ、「少々高くてもその通貨が欲しい」と言う考えから通貨価値は上がっていきますし、 逆に買い手が少なければ、その通貨を売りたい人は「少々値段を下げてでも売ってしまおう」と言う動きになるため通貨の価値が下がります。

日ごろ、日常生活で起こっていることに例えるのであれば、「今年の新発売で最新モデルのブランドカバン」と言うのは、欲しい人が沢山いるので高い値段で売られていますが、「数年前の型落ちのブランドカバン」と言うのはディスカウント価格で、発売当初から比べると大きく値引きして売られているはずです。
つまりは、欲しい人が少ないから値段を下げて売っています。これが通貨価値の変動と全く同じ原理です。

通貨取引は、投資資金とインターネットにつながる環境があれば、取引が可能です。
千円単位などの少額からでも取引を行うことができます。

取引方法として、まずは通貨取引を行なっている金融機関に取引用の口座を作ることが初めの一歩となります。 口座ができたら、その口座に資金を入れることで、取引の準備は万端です。 まずは新規注文を発注し、建玉(たてぎょく)※を保有します。
※買建または売建した注文が未決済のまま保有している状態にある注文のことです。
注文の方法として、一般的には3つの方法があります。

1つ目は成行注文と言って、価格を指定せずに、その時点でのレートで売買する方法です。

2つ目は指値注文と言って、価格が指定した売付け価格以上まで高くなったら指定した売付け価格で売り、価格が指定した買付け価格以下まで安くなったら指定した買付け価格で買うという形で、自分自身が売買したい希望する金額で価格を設定し、注文する方法です。

3つ目は逆指値注文と言って、価格が指定の売付け価格以下まで安くなったら指定した売付け価格で売り、価格が指定の買付け価格以上まで高くなったら指定した買付け価格で買うという形で、指値注文とはまさに逆の注文です。

このような注文をして保有した建玉に対し、決済と呼ばれる反対売買を行うことで解消し、取引は終了となります。 買い建玉の場合は売り、売り建玉の場合は買いで決済します。

様々な投資形態の特徴と通貨投資

預金と通貨投資

預金はローリスク、ローリターンの投資ともいうことができます。手法は銀行にお金を預けておくだけです。しかし、日本では超低金利時代のため、増える額は本当に微々たるものです。

では外貨預金の場合はどうでしょうか?
外貨預金の場合は確かに公金の通貨もありますが、ここでネックとなってくるのが手数料です。外貨預金の場合は一般的な通貨取引と比較して、10倍~30倍の手数料がかかります。手数料がここまで高いと、外貨預金の高金利でせっかく収益を稼いでも、手数料のせいでマイナスになってしまう。という事態も考えられます。その分、通貨取引の方が、手数料が安い。つまり、取引において無駄なコストが少ないので、プラスの収益になりやすいと言えるでしょう。

株式投資と通貨投資

通貨投資はマクロ経済、株式投資はミクロ経済とよく言われます。通貨投資については世界全体の市場動向(例えば中国の情勢とそれによる人民元への政策の変化、アメリカの情勢とドル相場など)を把握する必要があります。

一方、株式投資の場合、対象は株式を発行している企業であり、上場企業であれば普段から耳にする企業となります。株式投資の場合、ベースとなるのはその企業の業績となります。ただし、業績のみで株式が変動するわけではなく、機関投資家による介入やその企業におけるプレスリリースやスキャンダルなど、様々な要因にて価格が変動する傾向にあります。そういった意味で通貨取引以上に先を読みにくいという面があります。また、通貨投資は土日を除くほぼ24時間取引ができますが、株式投資の場合は証券取引所が空いている時間が原則となりますので、昼間お仕事等をされている方が、日々値動きをチェックしながら、取引をするには不向きです。

金と通貨投資

通貨投資は、その国の政治経済の影響、通貨当局の言動、並びに機関投資家の言動などで日々値動きをしています。また各国の政策金利の差額による金利(利息)収入を享受できることもあります。 一方、現物である金の相場も為替相場と同様日々値動きをしています。それを利用して、お金を現物である金に変えておいて、相場が上がった時にそれを改めてお金に変えることで、利益を得ようというのが金投資です。 金投資のメリットとして、金自体の存在量が限られている希少性により、株のように無価値になることはない安全資産と見なされています。また「無国籍通貨」との異名もあるように、世界共通の価値を有しているので、どこでも換金することが可能です。

逆にデメリットとして、金の取引は原則米ドルで行われるため、為替の影響を受けやすいことと、預貯金や株式と違い、利息や配当を生みません。よって金は日ごとに大幅な値動きを期待できる商品ではないため、短期で利益を出すということには不向きな資産です